投資や為替における世の中の常識や考え方を捨てる3つの方法!
世の中には経済、金融、投資に関する間違った情報や誤解が溢れています。
しかし、これらは自分の無知からくるものなのか、それとも悪意や私利私欲のために生み出されているのか、人により捉え方は変わります。
世の中の投資の常識を鵜呑みにすればするほど、勝つことができないのは知られている事実です。
重要なことは自分自身が、情報を上手く取捨選択し、最低限の投資についての知識を持つことです。
投資に正解はありませんが、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットは「独力で考えなかったら、投資では成功しない」という言葉を遺しています。
投資や為替について解説している本やネットには、勝てる法則やセオリーがたくさん書かれています。
しかし、多くの人々は世間の常識、投資の常識という罠から抜けだせません。
まず常識を捨てることから始めなければいけません。
それでは投資における考え方の常識を捨てるための3つの方法を見ていきましょう。
投資や為替における3つの常識や考え方を捨てる方法!
①専門家の意見は正しい?
エコノミスト、経済評論家、アナリストなどの専門家が言う意見は正しいと思っていませんか?
これらの専門家の言っていることは、それなりのことを言っているので説得力があります。
そして専門家の意見を鵜呑みにし、その通りに取引してしまう人も少なくありません。
しかし、ほとんどの専門家の言うことは当たりません。
参考にする専門家が多ければ多いほど、それぞれ言っていることが異なるため、混乱を招く原因になります。
専門家の多くは、投資における現状を分析、把握し意見を述べるだけの専門家であって、トレードの専門家ではありません。
日銀の総裁が、東京大学法学部出身なのはなぜですか?
本来は、金融、経済、財政に詳しい学部の出身が望ましいはずですよね。
つまり専門外でも担当になってしまえば、知識が少なくても専門家の顔をしなければいけないのです。
ウォーレン・バフェットの「独力で考えなかったら、投資では成功しない」という言葉を忘れないでください。
②安くなったら買う、高くなったら売る
安くなったら買う、高くなったら売るというのは、投資のセオリーみたいなものです。
しかしこのやり方は、逆張りと言い、相場のトレンドと反対の売買行動をとる方法です。
この逆張りを狙った手法ではなかなか勝つことができません。
なぜなら、トレンドを把握しその流れに沿って取引することが、利益を上げる策だからです。
つまり、逆張りはトレンドに逆らうことになり、例えるなら水の流れと逆の方向に進まなければいけないため、より体力が必要になります。
チャートの上げ下げは、生き物のように予測がつきません。
そろそろ反転するだろうと、根拠のない自信で買った瞬間から、暴落するなんてことはよくある話しです。
日本人は逆張りが好きで、外国人は順張りを好むと言われています。
利益をあげている投資家は、トレンドに乗って順張りでトレードする方がほとんどです。
③分析ツールの活用は必要なのか?
投資の判断基準として用いられるのが、「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」です。
【ファンダメンタルズ分析】
経済活動等の状況を示す基礎的な要因をもとに分析すること。
例えば、一国経済を分析する際の基礎的条件は、経済成長率、物価上昇率、失業率、財政収支の赤字(黒字)率、経常収支の赤字・黒字額などの指標を使う。
【テクニカル分析】
移動平均線、株価チャートなど、株価データの「型」(=パターン)を基礎に、相場の先行きを予測する手法。
野村証券より引用
株式投資の場合は、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析は両方、重要であり見なければいけません。
逆にFXの場合は、ファンダメンタルズ分析は使わずに、テクニカル分析だけを参考する方が勝率があがります。
ファンダメンタルズ分析では、ポジティブな指標が出たとしても、為替がセオリー通り動くとは限りません。
逆に正反対の動きを見せることもあります。
しかしテクニカル分析であれば、チャートをもとに値動きが予想出来るためファンダメンタルズ分析は必要ないという考え方です。
つまりFX投資においては、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析は両方見る必要はなく、テクニカル分析だけでこと足りる。
そういう考え方もあります。
最後に
バフェットと並び投資の神様と呼ばれていたピーター・リンチはこのような言葉を遺しています。
投資家の運命の決め手は、相場や選ぶ銘柄ではなく、投資家自身なのだ
つまり、投資において最も重要なことは、自身のアタマで考えることです。
投資の常識は、実は非常識であり、常識通りトレードしていたら勝つことはできません。
あなたは投資で成功するために、まず何から始めますか?