NLPトレーディングを使い投資におけるメンタルや心理を鍛える6つの方法

トレーダーとして成功するために必要なことは何だと思いますか?

それは「自己管理能力」です。

世の中には多くのトレードの書籍やノウハウが生み出され、パソコン、スマホなどのネット環境が整い、個人トレーダーも利益を上げるために勉強しますが、安定した収益を生み出すことができません。

本来、このような環境のもとトレードをすれば勝てるはずが勝てないのは自己管理能力の問題だと語ったのが、「NLPトレーディング」の著書のエイドリアン・ラリス・トグライ氏です。

その大きな理由のひとつとして挙げられるのが「心の問題」だとエイドリアン・ラリス・トグライ氏は言います。

つまり心の問題を解決できれば、トレードで勝てる可能性が高まることを示しています。

心の問題というのは、トレードのパフォーマンスに影響することは誰でも想像できると思います。

例えば、パートナーとの関係が良好であっても、仕事、友人、家族などの人間関係に悩んでいる場合、トレードに影響を与えてしまいます。

それではトレーダーとして必要な心の問題の対処法を6個見ていきましょう。

NLPトレーディングを使い投資におけるメンタルや心理を鍛える6つの方法

①自分の間違いを認める

自分が正しいと思って主張した意見が間違っていた場合、あなたは間違いを素直に認めることができますか?

おそらく多くの方が、認めたくないと答えるでしょう。

そうです。私たちは間違いを認めることが苦手なのです。

しかし、自分の間違いを認めることでトレーダーとしての力は大きく飛躍していきます。

②計画に時間をかける

計画をたてることは、目標達成のためには必要不可欠です。

計画は、現状の状況を打破しないといけないという意志の表れであり計画なしには成功はありえません。

あなたのトレーダーとしての目標は何ですか?目標を達成するためにするべきことは何ですか?

常に自問自答してください。

③整理整頓

整理整頓が苦手で、周りにモノが溢れ、部屋が片付いていない場合は、トレードに悪影響を与えてしまいます。

例えば仕事中に、ペンや書類など何かを探す時間というのは無駄ですよね。

しかし多くのビジネネスマンは探し物に年間150時間費やしているという統計もでています。

まずはトレードを始める前に、身の周りの整理整頓をしてから始めましょう。

③お金の扱い方

トレードでお金を稼いでいるのにも関わらず、資金管理が苦手な方が以外に多くいます。

派手なお金の使い方、お金への恐怖心、お金に関わる様々な問題を解決しない限りトレードに悪影響が出てしまいます。

④人間関係

トレーダーは、ほとんどパソコンの前にへばりついているため、人との関わりを持たない方も少なくありません。

トレーダーは他人と一緒に働くことを苦痛とし、人と関わりたくないという理由からトレーダーという道を選ぶことがあります。

しかし、人との関わりを避けているトレーダーは大きな成功は難しいかもしれません。

その理由をこの本ではこのように述べています。

第一に、トレーダーは精神的な重荷を背負うため、家族や友人の支えが必要である。

第二に、他人のお金でトレード資金を増やそうというなら、人とかかわらなくてはならない。

第三に、トレードというビジネス自体、ある程度は人と接していないと成り立たない。

いかに短いつきあいであろうと、そのかかわりあいが、トレーダーのビジネスという歯車の潤滑油となるのである。

NLPトレーディングP128より引用

⑤健康に取り組む

健康問題を抱えているトレーダーは、自分の病気が気になり良いパフォーマンスをだすことができません。

トレーダーは相場の影響や孤独感などの外的要因により大きなストレスを抱えます。

しかし、ストレスの積み重ねは重大な病気に発展してきます。

日々の健康管理には注意しましょう。

⑥感情のコントロール

急激な暴落などが起きた場合は、感情が大きく揺さぶられます。

しかし、どんなことが起きても感情をコントロールすることはトレーダーにとっては必要不可欠なスキルです。

常に自分の感情を客観的に見れる状況を作りましょう。

NLPでいうならディソシエイトの状態を作るということです。

「アソシエイト」と「ディソシエイト」について

「アソシエイト」とは、主観的に自分自身の視点から一体化して物事をとらえることを言い、「ディソシエイト」は、自分から分離して、相手の視点や第三者の立場に立って物事をとらえることを指す。

悩んでいるときは「アソシエイト」の状態になりやすく、湧き上がる感情に振り回されてしまうことがある。

そんな時、「ディソシエイト」の視点を持つことで、自分とは分離し、問題を客観視しすることで、解決の糸口が見えてくる。

NLPにおいて、楽しい体験や成功体験はアソシエイトする事によって、自分自身に深く刻みつける効果があり、より積極的にアソシエイトすることを勧めている。

逆に悲しい体験をした時は、自分自身から切り離して眺める。

つまりディソシエイトすることによって、自分自身の悲しい感情を半減させ、心理的ダメージを減らすわけだ。

日常で使える催眠心理:「アソシエイト」と「ディソシエイト」を使い分けようより引用

NLPトレーディングのNLPって何?

NLPとは、Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)の頭文字から名付けられています。

NLPは、1970年初頭、カリフォルニア大学の心理学部の生徒であり数学者だったリチャード・バンドラーと言語学の助教授だったジョン・グリンダーが心理学と言語学の観点から新しく体系化した人間心理とコミュニケーションに関する学問です。

セラピーの現場で天才と称された三人のセラピスト達の分析から生まれました。

世界的に有名なコーチ、アンソニー・ロビンズ(NLPを学んだメンタルトレーナー)が低迷していたテニスプレーヤーのアンドレ・アガシをコーチし、世界一に復活させたというのは非常に有名な話です。

また、クリントン元大統領やオバマ元大統領、トニー・ブレア首相などがNLPを学び演説で活用したことでも知られています。

セラピーやカウンセリングの現場から生まれたNLPですが、現在ではこの領域に留まらず医療の現場やビジネス、教育の場、家庭や育児に至るまで様々な分野で活用され続けています。

NLPとは?より引用

NLPを使うことによって、トレーダーの心の問題を解決し、自己管理能力を高めることを目的とした本が「NLPトレーディング」です。

今回、この本を参考に記事を書きました。

心から派生する問題がトレードに影響し、トレーダーの成長を阻んでいるケースがいかに多いかを教えてくれる書です。

しかしNLPを使うことで感情がコントールでき最善なトレードができるだけではなく、日常生活にとても役立つ心理学のひとつです。

著者のエイドリアン・ラリス・トグライ氏は、心理学が心的問題の克服に果たす役割を指摘したうえで、下記のように主張しています。

あらゆる心理学が自分にとって有益なものであった。

しかしNLPが、変化をもたらす点で最も速く、最も効果的だった。

熟練したNLPの治療師であれば、人々がどう自分たちをプログラムしたか、そしてどこを叩けばよいかが分かる。

叩くポイントさえ分かっていれば、それによって起きる劇的な変化はきわめて短時間にもたらされ、しかも効果があるのだ

もし興味があったら読んでみてください。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です